ヒューマノイドロボットの開発

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 これまで開発されてきた人間サイズのヒューマノイドロボットは,重量が過大で環境を破壊したり,扱う人間に危害を与える危険性をはらんでいた.本研究室では,高い柔軟性と汎用性を持ち,人間に近いサイズで軽量かつ自立行動が可能なヒューマノイドロボットの開発を行った.開発したヒューマノイドロボットの外観を図1に示す.

図1 ヒューマノイドロボット才華3

 図2にヒューマノイドロボットの自由度配置図を示す.開発中のヒューマノ イドロボットは合計30自由度を持つ.コンピュータ,バッテリーを搭載し,無 線LANで外部から遠隔操作が可能である.外部電源接続端子を有し,外部電源 による駆動も可能である.また,頭部のCCDカメラから得られる画像はビデオ 送信機で送信され,遠隔地のTVでモニタできる.

図2 CADによる自由度配置図           図3 CADモデルの図

 図3にヒューマノイドロボットのCADモデルを示す.人間一人で扱えるよう, 小型かつ軽量に設計されている.全長は足底からビデオ送信機アンテナの先端 までが1271 [mm]である.成人よりも小さめで,ロボットに対する人の恐怖心 を抑える.安全性を高めるため,各部は軽量に設計されている.腕が無い状態 での総重量は46.9 [kg]である(バッテリー最大個数搭載時).腕を付けて50 数キログラムとなる予定である.腕部は現在開発中である.

 ヒューマノイドロボットの動力学グラフィックシュミレータを開発した.歩 行シュミレーションの様子を図4に示す.シュミレーションに動歩行パラメー タを与えることで,実機を用いることなく,動作確認を行うことができる.

図4 歩行シュミレーションの様子

参考論文

  1. 近野敦,白田聡,古田友之,加藤雅麗,内山勝: ヒューマノイドロボット才華3の開発, 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会 '00 講演概要集, 2P1-79-123, 2000.
  2. 猪平栄一, 近野敦, 内山勝: ヒューマノイドロボット才華3の動作実験, 第18回日本ロボット学会学術講演会予稿集, pp. 587 - 588, 2000.
  3. 近野敦, 古田友之, 内山勝: ヒューマノイドロボット才華3の上半身設計, 第18回日本ロボット学会学術講演会予稿集, pp. 589 - 590, 2000.
  4. 黄潤權, 加藤雅麗, 近野敦, 内山勝: 宇宙ロボティクスツールボックスSpaceDynを用いたヒューマノイドロボットの動力学シミュレーション, 第18回日本ロボット学会学術講演会予稿集, pp. 1463 - 1464, 2000.
  5. Atsushi Konno, Noriyoshi Kato, Satoshi Shirata, Tomoyuki Furuta and Masaru Uchiyama: Development of a Light-Weight Biped Humanoid Robot, Proceedings of the 2000 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems, pp. 1565 - 1570, 2000
  6. 猪平 栄一, 近野 敦, 内山 勝: ヒューマノイドロボット才華3の動歩行実験, 計測自動制御学会東北支部第192回研究集会資料, 資料番号192-8, 2000.
  7. 古田 友之, 近野 敦, 内山 勝: ヒューマノイドロボット才華3のアーム開発, 計測自動制御学会東北支部第192回研究集会資料, 資料番号192-9, 2000.

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